どうして勉強や仕事に取りかかれないのか

 

やる気にならない、無気力になる、ということは誰にでもあると思います。この要因ですが、その作業をすることに意味を持たせないようにする思考障害があるからとされています。

 

また、その作業をすることに楽しさを感じさせないような感情障害、その作業をすることを困難にさせる行動障害もあります。

 

この3点は密接な関係にあるわけですが、実は思考障害を取り除いてやる気を出すようにするのは簡単なのです。

 

それは、実行することに見合う報酬(お金、快感、栄誉など)、現実性のある明確な目標、実行しようとしている事に興味がある、ということで、「報酬」、「目標」、「興味」が揃うと、間違いなくやる気が湧いてきます。

 

そう簡単にやる気は出ないという人は、こうした条件が揃っていないわけです。たまにやる気が出るが、短時間でやる気が消えてしまう、理屈敵にはわかっていても、やる気自体が出ない、やらなければいけない事そのものに興味が湧かない、となるのですが、特に「興味」というのは条件として難しいかもしれません。

 

基本的に人は興味を持とうとしても、それより不安や心配を先に抱いてしまいがちです。その結果、やらなければいけない事が苦痛になってしまいます。

 

もともと「やる気がない」という言葉をあいまいに使っているきらいもあります。「やる気」とは、人生を前向きに生きるためのエネルギーです。興味や意欲が湧くように自然に行動するためには、新しいプログラムに書き変える取り組みが必要です。